
アパッチ様のお通りだぁ~!! レベル1/32 アパッチAH-64A 熊本トムキャッツ 松村さん作品。
2000年JMCでのスーパーマスターズ大賞だそうですので、覚えている方もいるかもしれませんね。
私は1999年にプラモデルに出会い、2000年に生まれて初めて模型雑誌(スケールアヴィエーション)を買ったという状態でしたから、当時はJMCって何なのかも知らなかった。この作品は、スケビ2001年5月号(Vol.19)にも掲載されています。

T700-GE-701エンジンは(もちろん)スクラッチ。ほかにも操縦席下の張り出し部分に収められた電子部品(だと思う)なども再現されている。
この張り出し部分が、去年私の作ったD型などと違ってA型は細く、スマートな感じがしてこれはこれでイイ。

同作品のテールローター部分。
基部を作っている。エンジンから、シャフトを通ってテールローターを回している様子がわかるようになっていて、これがまた・・・
ヘリ好きには堪えられない一品となっております。

アパッチの、こういうアングルも好き。ま、どこから見ても格好いいけどね。世界最強の攻撃ヘリ。
そういえば、今回唯一のヘリ作品だったのではないだろうか。
どのへんに手を入れているかをあれこれ聞いたけど、ふふふ、教えてあげなーい←意地悪
簡単に教えてあげたくないよ。私はそんな優しい女じゃない。
ゆっくり飲みながら味わいたいところだけど、とにかくほかの作品もたくさん紹介したいので、どんどんいきます。

同じく松村さん作品。イタレリ/アリイ 「マクダネル/ダイハツ アポッチ」
アリイの1/32ダイハツミゼットに1/72のイタレリアパッチの部品をいろいろ足して作ったそうです。
アパッチがクルマっぽいのか、ミゼットがアパッチぽいのか。
私もアパッチやコブラの操縦席ってクルマっぽいとつねづね思ってたけど。よくこういうこと思いつくなあ。
オトコの遊び心ってとこでしょうか。

今回は、油彩ではなく、タミヤエナメルを使用した「とっつきやすい人形塗装」
下地にタミヤアクリル(ツヤ無し)白をブラシ塗装しておくのがミソ。
こうしておくと発色がよくなるそうです。
そして、まずは肌から塗装。エナメルの肌色をまず全体にのせ、肌色に赤みがかったいろを少し足したものを中間色として塗装、適宜乾いた筆でぼかしながら、こげ茶を足した色で影の部分・ハイライトで鼻の上やおでこなど・・・というふうに塗装していくと、どんどん顔らしくなっていきます。

ようするに陰影をつけるということなのでしょうが、普通は平面的というか均一に綺麗に塗装するのが基本なので、細かい小さなものに陰影をつけるのは全く違う発想というか手法になります。
頭の中を切り替えるのが結構難しいのかも。
エナメルを使用した塗装法は、すぐにでもできそうで、私もチャレンジしてみたいと思いました。

一口にリベットと言っても、使う道具、打つ感覚、何を見て打つか、等、ひとそれぞれなのではないでしょうか。
あべさんは、ガネットの通販で購入した「ガイドテープ(透明。セロテープの硬いような感じ)」を使用していました。かなり硬い素材で、しっかりしています。私も使用してますが、繰り返し使えます。
打つのは「たまぐり」と「カルコ」でした。「たまぐり」というのは○に打てます。
でも、なんか「たまぐり」ってヤラシイ語感・・・と言うと、あべさんに叱られました。

ずいぶん間隔が細かいんだなあ~これはかなり時間がかかりそう。
打ったあと、1000番のペーパーで表面をならして、古い歯ブラシ(毛先の細かいもの)で水を流しながら洗うとよいそうです。
見物人からもどんどん質問が出て、楽しい講座となりました。
実はちょっぴり自慢なんですが、このふたつの講座を提案したのは私なんです。
せっかくだから、何かミニ講座しようよ、って。
目の前で実演すると、口で説明するだけよりわかりやすいでしょ。
お互い質問したり答えたりしているうちに、また違う話も飛び出してくる面白さもあります。

中津マークIIの時枝さん作品、ユニコーンガンダム デストロイモード HGUC1/144
1/144なのに大きいなぁ。 今年はと下関でもお会いしましたが、白を追求する時枝さんは筆塗りでガンプラ作る珍しい人。
今回も、ひとつずつ違う白なんです。

後ろからみると、こんなカタチ。
なんじゃこりゃ~と、びっくりするようなモノをくっつけてますが・・・武器てんこ盛りは男の子の夢だよね、ガンプラもそれをわかりやすいカタチで表現しているようです。
ガンダムのことは知らない私でも、とにかく武器いっぱい・・・というだけで、楽しい。
いらん世話ですが、ハセガワのフィニッシュを使ったことがないということで、お勧めしておきました←またかよ
キャラクターものは、フィニッシュ使うといろいろ映えそうですもの。
それと、熊野筆については時枝さんのほうから質問されたので、うれしかったです。
ぼかし筆なんて、使用方法は無限大だと思います。ぜひ色んなジャンルのモデラーに使ってみてほしいです。一本800円くらいと、比較的安いですし。

ムラのある塗装(現地応急迷彩なんです)が美しい零戦22型。タミヤ1/48 我流会の徳永さん作品。
映画「永遠の零」を見て零戦を作ったとのこと。

零戦21型 タミヤ1/32 中津マークII 中西さん作品。(全体写真がなくてすみません)
パネルごとにコンパウンドで磨いて「べこつき」を表現している。
なるほどなぁ。これは目の錯覚というか、見た目、本当にべこついているように見える!!
べこつきを本当に削ることによって表現しようとするよりは楽かもしれない。もちろん忍耐強くないとできないけど。
さて今回のレポートも、基本的に作品カードに書いてある名前をそのまま紹介しています。お許しください(書いては困る場合はご連絡ください)。作者に対する敬意を表するため、あえて名前を書いています。
また、私が見て「これはいいな」と思った作品のみをご紹介しています。
天プラは日田HICと我流会の合同開催ですが、参加自由なので外来モデラーがとても多い。しかもそういった人たちもリピーターとなり、懇親会にも出席してくれる人が多く、楽しいモデラーの輪が毎年広がっている。
この場所で展示会を初めて、今年で14年目。
ところがこの公民館がもうすぐ取り壊しされることになり(建て直し)、私たちは来年の会場を失うことになったのである。
で、今年はここでの展示会の一区切り、ひとつの時代が終わった感慨にふけることになった。
明日に続く。