
いまかいまかと待っていた方も多いと思いますが>やっちまった画像
もういいや主翼接着しちゃえと、一昨日でしたっけ、疲れてるのにやめときゃいいのに強引に接着したもんですから・・・
なんか上反角つきすぎてない!? カッチョわる~!!

ああーもう~こうなりゃ力ずくで・・・バリバリバリ・・ごめんねぇ~すいせい~
なんとか隙間を作ってプラバンを挟んで角度を訂正したのがこの写真。
こんなもんでしょうか!?
手持ちの本によると、上反角は9度くらいの様子。9度っていっても・・・分度器もってねぇしどうやって測ればいいのだ。
彗星四三型「直角90度の1/10だろ? っていうか誰かの製作記に書いてあるだろ? ネットで検索して調べろよ!!」
きらら「嫌ッ!! ほかのオッサンの超絶製作記とか絶対に見たくない。もうどうなってもいいのッ!!」
彗星四三型「それ困ります・・・(汗」
もぅー、面倒くさいしどうでもいいっ、こうなったら女の勘よ。実機写真見てもあんまり上反角がついてない感じがするし、こんなもんでしょ。

機首インテーク後部の変な切り欠き。800kg爆弾のためかな?
ここもいきなり「削れ!!」という指示がある。案外こういうのきれいに削るのは難しい。

モデルアートの四月号飛燕特集を昨日の汽車の中で熟読。
去年の飛燕復元プロジェクトのリーダー冨田さんのインタビューが載っている。正直スケビのほうが十倍面白いしこちらは一応最低限の質問をまとめましたという感じだけど。改めてこのプロジェクトに興奮する。
本当は書きたくないんだけど、あのとき神戸でスーパーチャージャーのモックアップが展示されてましたよね。あれは川崎の明石工場のモーターサイクルカンパニーでニンジャを作ってる人たちが作ったんです。もちろん彼らもハ-40の過給機なんてこれまで見たこともない。だけど、それを資料から読み解いて作っちゃったんだそうです。すごいよね、興奮する話。だからこそ、あの場にH2Rが置いてあったんです(もちろんそれだけが理由ではないけど)、そこがつながらないと話が面白くない(この話はスケビに掲載されていた)。
ハセガワの32飛燕を使って、知覧特攻記念会館のドアからこの飛燕が出るかどうかやってみたという話もモデラーにはわくわくする(ああーまた書いちゃった。本当はスケビを買って読んでほしい)
さてモデルアートに戻ると、「川崎の航空機がタミヤから久しぶりにキット化されたことは、モデラー的には今回のプロジェクトの一番大きな成果」とまで冨田さんは言っている(ご自身もモデラー)
土井武夫さんの横顔も紹介されており、知り合いが四人も作例を掲載してたりして楽しかった。ここまで行ったらタミヤの設計者の話とかもあればいいなあと思った。まあそれがなくても「設計者はこういう意図だろう」とキットで読み解くのがモデラーの楽しみかもしれないけど。
実は去年もモデルアートは飛燕の特集があり、今回そちらも読み返したりして、再び感動。
思うに、同じモデラーでもこういう考古学的なことに興味を持つ人とそうでない人があり、また復元は「ディテールを知るための資料」とだけ捉える人と、私みたいにそのプロジェクト自体に夢を感じる人と二通りありそうです。
彗星作ってるのに飛燕? って思いました? そりゃもう、去年実機見たから飛燕作りたいに決まってるっしょ。そんなこと言わなくてもさ・・・でもとりあえず彗星作る。ここは我慢のしどころ。