
寒い雨も降ってるし、何か心の温まるような洒落た小咄でもできるといいんだけど・・・。
キャノピーのキズを埋めるにはクリアを塗りなさい、とハセガワのP-51Dと同じくらい年季の入った二人の爺ぃからメールが来たので、仕方ねぇなぁ・・・と言う感じで模型屋に行った(クリアを切らしていたので)
私もそうだけど、年を取ると、やたらと気が焦る。「折角教えてやったのに、ちっとも言う通りしねぇんだから、全くじゃじゃ馬ってのはああいうのを言うんだな・・・」とコタツの中でブツブツつぶやいて、奥様に不審がられているかもしれない。
模型屋(46歳・タミヤ信者)に塗装ブースのことを尋ねると
「クレオスのもあるけど、タミヤのがいいよ。増税前にどうですか」と勧めてくる。
塗装ブースはずっと以前から欲しいとは思ってたんだけど、どうしよう。
とりあえず、増税前にシンナーを買っておいた(うわー小さい買い物)
模型屋「そういえば、こないだ他のお客さんと“ハセガワは最近迷走してるんじゃねぇか?”って話してたんやけど、どう思います? きららさんだったら事情に詳しいと思って」
おおっ!! ついに私も模型屋で意見を求められるようになったのだ!! 感動。
きらら「迷走って、色んなアイテムを出してるってこと? それは何が売れるか、模索しているってことなんじゃないでしょうか。飛行機だけとか、●●だけっていうんじゃもう勝負できなくなってるんじゃないかな」
模型屋「うーむ、なるほど」←神妙な顔をしてうなづいている
ガラスケースの中を覗くと、でっかいP-51Dが鎮座している。
「これ何? 何分の一?」
「ああーそれはバンダイの1/24ですよ」へぇ〜そんなの昔あったんだ。
「いつごろのキット?」
「さぁ〜30年以上前かな」
機首のカタチが今私の作ってるものとは違って、少し角張ってる感じ。それに排気管が、こちらのほうが男らしいぞ。
やっぱりなぁ〜インテークも大事だけど、排気管も大事だと思う。

大抵のキャノピーはこのへんに枠があるので塗装するからあまり気にならないけど、このキットは枠は別パーツなんです。だからギリギリまで透明パーツ部分は透明でなくてはならない。
ふえーん。参ったなぁ。
ゲート跡を恐る恐るこすり始めたけど、悪い予感。
爺ぃ二人に教わった「クリア上塗り」のほうがいいかも。