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Channel: つれづれプラモ製作記
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なんちゃってJMCブース後編(2014静岡ホビーショーレポート その11)

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 なんちゃってJMCブースの様子、後編です。(マッキさん撮影)

 ひげオヤジさん作品。

 1/50 スリングスビーグラスホッパー(プライマリー改造)

 ハセガワの初めてのインジェクションキットはパリアント(ヨット)、そしてその次に発売されたのが、セカンダリー、プライマリー、スカイラークの三種類だということです。
 プライマリーのキットを知っている人はわかると思いますが、座席の部分など完全に綺麗に自作されています。キットはとても簡単なカタチですよね。確か翼も何か色々大変なことしてたし・・・もともとのキットがわからないような、別物に仕上がっています。

 こういう「通」好みの機体が加わったことで「なんちゃってJMC」の作品に幅が広がりました、ありがたく思っています。
 ひげオヤジさんって、なぜ「ひげオヤジ」っていうのか、お会いしてすぐ納得いきました。怪しい人かと思いきや、東京のお洒落なオジサマでした。

 TAKA@筆塗堂さん作品。
 1/72 F-14A トムキャット ミッキー・サイモン乗機(エリア88)

 TAKAさんとも初対面でした。なんと新潟県からはるばる家族四人で来てくれて感激。ありがとうございました。
 子供さんもまだ幼く、さぞや疲れたことでしょう。でもそのことを感じせないハツラツぶり。静岡のパワーがそうさせるのか。

 筆塗りはその人の個性が表れやすく、見ていて楽しいです。しかも現用機を筆塗り・・・ってなかなかないですよね、普段はガンプラなどのキャラクターものを作ってるそうです。作風も新鮮に感じました。
 カニオさんもそうでしたが「いかにもな飛行機モデラー的塗装」だけじゃなくて他ジャンルの技法を使った人の作品が見られるのは静岡の良さです。

  くりさん作品。ウルトラホーク1号。

 くりさんと同い年(昭和37年生まれ)ですが、こういうメカはほとんど覚えていません。なんか空を飛んでたのがあったよな、っていうくらい。

 でも毎週見ていました。
 コタツに入って全員で同じテレビを見る。昭和はそういう時代でしたね。

 それにしても、こういうアイテムも出してるってハセガワは面白いです。

 プラモ野郎さん作品。
 Ju-87スツーカ(デザートスネーク) 1/48

 逞しくていかにも男の子が好きそうな飛行機だよねぇ〜。しかもこのデカールは格好いい。
 そういえば、こういう肉食系の飛行機って日本の大戦機にはない気がする。

 プラモ野郎さんは今回お会いした20代のモデラーの一人。
 私の息子みたいな年齢ですよ。ひゃー。関東からバイクに乗ってやってきた。ひゃー。日曜日になかなか到着しなくて、「どうしたのかしら、もしや事故でも」と気をもみました(ほぼ母の気分)
 中高年の中に気にせず参加してくれてうれしかったです。若い人が一人混じるだけでも、何となく空気が活性化される気がする。大事ですよね。

 若い人に共通することですが、どんなものも「作ってみよう」と思うと、すぐさまとりかかる。「どうしようこうしよう」と考えてる時間が少ない。
 本当は残り時間が少なくなった中高年こそ今すぐ作るべきなのに・・・若いっていう無敵のエンジンには勝てないね。そのことにようやく気が付くと、すでに陽は暮れかかっている。おおっ、いかん、急がねば!!

 今回作品のみ参加の田中弐号さん。VF-0Dフェニックス 1/72

 バルキリーは大きいから72でも見応えあります。
 カナードが好き。フェニックスも作ってみたいなあ〜ロービジでシブイです、田中弐号さんはいつもものすごく綺麗〜〜に作る人。

 模型作ると性格が出ますよね・・・あの巨体のヒトに「姐さん」と言われてみたかったけど、今回は欠席で残念でした。

 ゆずこせうさん作品。二式水戦 1/48(sinoneさん撮影)

 水上機はフロートの形がみなさん気になるようで、少しこの作品もフロートを太らせているようです。というか、ヒレの部分ね。
 この作品を見ていた、うるさい・・・もとい、ベテランモデラー達も「そうそう、これくらいヒレの部分が太くてちょうどいいんだよ」と、うなづいてました。そうですか〜。

 この写真は魚眼レンズで撮影されています。正しいカタチはわかりにくくなっていますが、いい雰囲気でしょ。

 マッキ@厳流会さん作品。Me262 1/32

 私のムスタングと同じ時代のキットなんですが(70年代)、このキットのほうがはるかに作り難かったそうです。
 脚などにエッチングを使用されていて、男を上げてます。終戦間際塗装、いいなあ。Me262も作ってみたくなった。

 実は、ひげオヤジさんのプライマリーと、このMe262は、コンテストの締切に間に合わなかった「中折れ賞」の作品で、締め切り後に完成したのです。
 お二人とも、立派に仕上げてこられたのでこれまたうれしかった。最終的に、楽しんで作ったならそれでいいんです。

 マッキさんはひな壇として、タミヤMMの箱と布を持ってきてくれました。お世話になりました。そして、私の作品一式も全部持って帰ってくれました(ということで現在、私の作品は山口県に行ってるのです。マルヨンは、焼津→山口に行っちゃってるという・笑 夏に受け取りに行きます)
 これが今回は非常にラッキーでした。なぜか帰りの新幹線がものすごく混んでいて、特に大阪から先がきつかった、岡山すぎるまで1時間近く立ちっぱなし。もしあの大荷物持っていたら・・・と思うとゾッとしました。マッキさん、感謝してます〜。

 マッキさん撮影。ブースの様子。

 「おかわり」作品がいろいろ並んでます。みなさん一度だけじゃ物足りなくて、二度三度・・・いや〜ん!! 

  河内さん作品。レベル 1/32 Bf110 「ドイツ空軍搭乗員」(ハセガワのJu-87の搭乗員を三体使用)

 飛行機には人間が乗っていないと!! という河内さんは、前回まで「フィン空クラブ」での参加をしていました。
 今回はひげオヤジさんから頂いたキットを作って参戦。私のムスタングと違って、パーツも紛失していなかったらしく運がよかったねぇ。筆塗です。

 飛行機は搭乗員が乗って動かすものだから・・・という理屈はわかるのですが、でも乗ってても乗ってなくても飛行機じゃん、と私は思うのです。
 飛行機に限りませんが乗り物と人間を切り離すかどうか、ということですよね。

 そんな話は懇親会でも出ましたね。河内さんには懇親会の幹事をしてもらって、お世話になりました。
 懇親会は、意外な面々が顔を合わせ、楽しかったですねぇ〜。静岡でしか会えない人と飲む。これにつきますよね。

 はぁ〜い、私の可愛いノースアメリカンP-51Dでぇ〜す。

 何人もの方々から「(作ってみて)どうでしたか」と聞かれました。
 「すっごく硬くてぇ〜大きくてぇ〜良かったです」と答えようかと思いましたが、どうにか理性で抑えてやめときました(汗。

 スケビのコラム読んでますよとか、ブログ見てますよとか、数人に声をかけて頂きました。ありがとうございました。
 それがいちばん元気出ます。これからも、頑張って書いていきます。

 ほかには、イラストレーターの佐竹さんの奥様で、飛行機作らせたらそこらの男共なんか目じゃないくらい上手な佐竹ふじえさんも見てくれました。彼女とはもう何度目かなあ。今回は、女性といろいろ話したことが心に残っています。どっちかというと男共寄りの私だけど、やっぱり女同士仲良くしないと模型の未来もないかなと(←大げさ)、もう協力できる人とはだれとでも協力し、お力を借りていくしかないと。ようやくそんなことに目覚めた今回の静岡でした。

 で、今日でレポートお終いのはずだったんですが、まだ書くこと残ってるやん!!(汗
 というわけで、次回が静岡ホビーショーレポート最終回になります。ぜひ最後までおつきあいくださいね。


 
 

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